毎日がアルツハイマー

昨日、「毎日がアルツハイマー」シリーズに出演されているヒューゴ・デ・ウォール博士と映画監督である関口祐加さんとのトークセッションに参加しました。

「諦める」ことについて考えさせられ、たまたま会場で会った同期と振り返り。

博士は「勝てない戦は諦めろ」とおっしゃいました。
諦めるとはなんでしょうか。

「認知症の診断をもらうというのは、ただのラベル」
「問題は複雑に絡んでいる。だから日常生活は予測ができない」
「今日の解決策は明日は通じないかもしれない」
「ベストな答えなんてない」

博士はこうもおっしゃる。

「確実性を求めることを諦めろ」
「予測できないことを受け入れろ」

これまで私は「諦める」を、とてもネガティブに捉えていました。
しかし博士の「諦める」は、とてもポジティブに感じます。ここで教えてもらった「諦める」は「次は何をしようか」というワクワクさ。
自分がその方に対して楽しんで関わり続けられるように。お互いが楽しみ合えるように。大切なのは、笑顔が出てくる引き出しを増やし続けることなのでは、、、?

そのために私ができることは何か、、、
まずは、目の前にいる方がどんな方かを知り続けること。聞く、調べる、見る、方法はいくらでもあり、かつ知りきることはないでしょう。
そして、1つ知ったら1つ試すレベルで仕掛けてみること。お互いが笑顔でいられると想像できることを。

博士いわく、飽き性で失敗を恐れない人ほど、ケアする人として向いているらしいです。

「日々の仕事に追われて、関わるどころじゃない。」そう思う人も沢山いると思います。
私もそう思っていました。私の行き着いた1つの答えは、

「日々の仕事も認知症の方と一緒にやれば良い。」

仕事も進み、共に作業をする中で関わりも持てる。ケアする人とされる人の関係から抜け出し、人として繋がることの方がよっぽど「楽しい」ことが想像できる。
私は楽しむために介護することを諦めたのだと思います。
だから、BLG!で働かせてもらって、本当に楽しい!
このトークセッションの前日に、BLG!の前田さんと本間さんから認知症の研修を受けました。
そのおかげで、予備知識を持ってセッションに参加することができただけでなく、研修+セッションで理解することもできました。

ありがとうございます。理解はできても、実践が難しい。。。楽しみながら、できることを増やしていけますように!

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