世界経済の現状と今後の展望

3/19は中小企業家同友会でした。
今回のテーマは、「世界経済」。

世界経済を調べると、「グローバル化の進展により国際経済が発展し各国の国民経済は連動性を強めている。このようにあたかも一つの経済圏のように連動していることから世界経済と呼ばれている。」と書いてありました。

講師の宮崎先生は、これを風呂釜に例えて教えてくれたのが、とても分かりやすかったです。
1つ1つの独立した風呂釜を、一つの穴で繋げたのが世界経済。
どこか1カ所がエラーを起こして、湯量が減ったとすると、穴でつながっているから、他の風呂釜の湯量も減ってしまう。
全く関係のないところの原因の結果が、自分の国でも起こる。
これが世界経済。
分かりやすい。。。

今回の話は、明日から活用できるというものではないけど、知っていて損のない知識が得られる時間。耳学問の時間。
参加費も払ったことだし、どうやって、自分の知識にできるか、まとめてみようと思います。

世界経済において、先進国はもはや足手まとい

今世界を動かしているのは、中国とインドがメイン。
中国とインドは、2020年のコロナの影響で受けたダメージを20201年だけで、取り戻し、プラスの成長をしていく予想だが、その他の国は、2021年だけでは取り戻せない。
そんな統計結果が出ているそうです。
出所:https://www.imf.org/-/media/Images/IMF/Publications/
WEO/2021/January/English/weoupdate-jan21-eng.ashx;https://www.imf.org/external/datamapper/NGDP_RPCH@WEO/OEMDC/ADVEC/WEOWORLD

新興国が世界経済を支えている現実。

それを受けて私たちはどうするべきか・・・?
大きくなりたいなら、ターゲットを中国やインドに広げることでしょうか。
私にとってはまだまだ現実味のない話。でもチームとして機能するなら、ありえる話になるのかな・・・。

2021年世界10大リスク

画像1

出典:日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN04AY50U1A100C2000000/?n_cid=SNSTW005

世界中が注目している調査なんだそうです。

第1位:アメリカの46代大統領

調査結果を受けて注目されたのが、第1位のアメリカの46代大統領の件。

最近政治に興味関心を持っているので、ちょいと調べてみました。

候補者であった2人の投票率は僅差。建国後最大の投票率であり、僅差でのバイデン氏の勝利。
単純に、バイデン派、民主主義派の方たちが国を統治するものだと思っていましたが

蓋を開けてみると、
トランプ派の共和党である保守派は
上下院でも議席が多く、
各州の知事や議会でも半数近くが保守派、
社会を変える判断をする最高裁判事も半数以上が保守派。

つまり、政権は民主党が握っていたとしても、バイデン氏が掲げた公約を実現するためには、国会の承認や最高裁の判断は非常に大切になってくる中で、
こんなにも保守派が多いと、そもそも公約の実現ができるのかどうかが懸念されています。

そうかぁ。知らなかった・・・。単に政権を握れば良いだけではないんですね。

でも、選挙結果前はトランプ派だった方々の中でも、勝ち馬に乗る方もいらっしゃるはず。

今後、アメリカの政治の流れ次第で、見方が変わるような、学ぶことが増えるような、そんな気持ちになりました。

第2位:長引く新型コロナの影響

K字型回復が見込まれる今後の景気

回復が見込まれるのは
国    :コロナが収束した国(パンデミック収束国)
企業・株価:デジタル・ESG・新エネルギー・抗ウイルス医薬
職種(所得) :金融資産保有者・プロフェッショナルワーカー

今後も低迷していく見込みのものは
国    :コロナが継続する国(パンデミック継続国)
企業・株価:観光・ホテル・旅客
職種(所得) :非熟練労働者・エッセンシャルワーカー

・・・ん?
エッセンシャルワーカーとは
「主に医療・福祉、農業、小売・販売、通信、公共交通機関など、社会生活を支える仕事をしている方々のことをいいます。」

当たり前ですが、介護も入っていますね。

なぜ、エッセンシャルワーカーの所得が下がるのかを調べたら、以下の記事が分かりやすかったです。
出典:ニッポンドットコムhttps://www.nippon.com/ja/in-depth/d00653/

国や自治体の面、非正規雇用の面から、このように判断されているのですね。

ここの改善に取り組むためには、身の回りレベルだと、正規雇用を増やす努力をしていくことでしょうか。。。

そしてもう一方は、最低賃金の引き上げや、非正規雇用の条件改善などの国会レベルでの話。
でも結局見込みでは、所得の差を埋められず、民主主義への信頼が低下するそうです。。。

私も非正規雇用で介護の現場に携わっているので、悲しい現実です。

どうなることでしょう。。。

今、世界はお金の側面だけが潤っている

金融緩和によってですね。
金融緩和は2023年までは続けるとのことで、そこまでは株価は上昇する見込みだそうです。
でも、金融緩和によるもので、経済の実態とはかけ離れた株価の上昇。

財政を支えるために日本銀行がお金を発行している状態。ろくなことが起こらないと言われている領域に入っています。
一応、バブルの状態らしいです。
弾けた後に、「あ、あれはバブルだったのね。」を体験するそうです。

まだ身近では起こっていませんが、これからはインフレになる可能性が高いみたいです。
昨年12月は1ドル95円まで円高になりましたが、そこからドル高になり続けています(円安傾向)。
日本の生活は輸入に頼っている現状があり
外国からの輸入品が値上げする可能性。
だからインフレが始まる可能性が高い。
そして今回の例は、悪いインフレみたいですよ。貧しくなるインフレ。
経済の成長よりも、価格が高騰するから、所得は上がらないのに、価格だけ上がっていく、みたいな・・・。
長期的にいうと、まずい状態だけど、インフレで国民が苦しんだ結果、財政が解決する。というのもあり得る話みたいです。

すっごく難しいテーマで、全部が全部理解できたわけではないけれども。

つまり、良い時期と悪い時期を繰り返していくのは必然であり、これを避けることはできなくて、その時代時代を切り抜ける方法を身につけて行かなくてはいけないということかなという解釈になりました。
1人の社員としても、経営者としても、それぞれの戦略があって、実行できない人は淘汰されていく。
どんな時代にも、必要とされるように努力していくしかないってことですね。

稼げなくなることを、完全な他者責任にしているようでは、永遠に不安定な生活だ。
そんな風にはなりたくない。

よかったらシェアしてね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です